2023

12.14

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できればずっと現役でいたい

日経マネー2024年1月号で、働くシニアを3名取材しました。合計6ページ。シニア以外にも5名取材したので、なかなか濃厚な内容になったと思います。

取材前は正直、65歳以降は引退してのんびりするつもりでいたのですが、みなさんのご意見をうかがううちに、働けるうちは現役でいようかな、と考えが変わりました。
そのぐらい、老後に働くメリットは大きいと感じた取材でした。

なかでも印象的だったのが、家電量販店で週4日働き、書籍「81歳家電量販店員。接客は転職です」も出版した熊谷恵美子さん。

「自分より若い人と一緒に働けるのが楽しい。家にいたら絶対に知らなかった新しい話題に触れられて元気になる。接客で人と話せるし、生活が規則正しくなるから健康にもいい。足腰はガタがきてるけど、仕事中は不思議と気になりません。なにより、自分のような高齢者のお客様が売り場で迷われているとき、お手伝いできると嬉しい。やっぱり、テレビが友達になっちゃだめだと思います」

とおっしゃっていました。「同じことを何度も聞くようになるまでは、やめるつもりはない」そうです。とにかく、いきいきとしていて笑顔が幸せそうで、かっこいいな、と思いました。

忙しくてへとへとになると、ゆっくりしたいなぁと思うけれど、誰ともしゃべらない日が続くのはたぶん寂しい。お金を稼げないのも、張り合いがなさそうです(あと、貯金がただ減っていくだけになると、お金を使うのが辛くなりそう)。

取材した編集者さんが、「やっぱり、人生は働くことで面白くなるのかもしれないと思いました」とおっしゃっていたのですが、まさに!でした。

周りの友人はほぼ、定年後は働きたくない派(もう、仕事はやだーーという意見が多数)ですが、そんなにがっつり働かなくても老後は十分。そして、その恩恵は計り知れないほど大きい。実際、働くシニアの生活満足度は非常に高いのです。

定年後の仕事、思うほど悪くないよ、ということが伝わるといいなと思います。

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